2015.12.29(tue)
木台
鍛金をするのに欠かせない木台。
当金(あてがね)という鋼の道具を固定するための台です
今使っているものは 大学を卒業して工房を構えてからずっと使っているもの。
当時お金が全然なかったので 近くの材木屋さんでいらない切り株をもらってきて とりあえず使うことにしたのです
本当はしっかりと乾燥したケヤキの木がいいのですが そんな贅沢は言ってられません
そのうちいいものに替えようと思いつつ なんとか使えるのでまぁいいかという感じで 気づけば十数年。。
先日 ついに真っ二つに割れました。。
もともといっぱいヒビが入っていて 補修しつつなんとか使ってきたのですが もうさすがに限界ですかね。。
と いうわけで 木台をリニューアルすることに
そんな折 運よく特価品で7年乾燥のケヤキを発見!
すぐさま購入したものの なんだかデカすぎる気が。。
宅配便のおじさん曰く 200キロくらいあるらしい。。
2人では宅配のトラックから降ろせないということで
急遽 造園武の武さんにユニック車を借りてなんとかトラックから降ろすことに成功。
その後 表面をきれいに磨いたのち
いろんなものをなぎ倒しながら 台車で工房内へ
梁が折れないかビクビクしながら 滑車で吊って何とか設置です
当金を差し込む穴を掘って オイルを塗って やっとこさ使える状態に
デカいぶん 安定感がハンパないです
いい作品が作れそうな予感。
おそらくこれから一生を共にするであろう道具。
良い木なので使うほどに味わいが増しそうで楽しみです
↑今まで使っていた木台
お疲れ様でしたー
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